鶏達の写真

自由に動き回れる環境

自然のままの姿であること。それが鶏楽園での養鶏方針です。日中は広い庭や畑を自由に歩き回ることが出来る環境を整えています。
のびのびと動き回ることによって健康になり、ストレスも無くなり、鶏はとても美味しく、元気な玉子を産んでくれます。

畑で野菜をついばむ鶏

鶏達は畑に生えている野菜や、庭の草を自由に食べることができます。

雪の中の鶏舎と鶏

後ろに写っているのは仕事場です。ここで鶏の餌を作ったりします。
夜にはイタチなどの野生動物がやってくるので、鶏達は鶏舎の中で寝ます。

飼料から工夫する

玉子を産む親鶏が食べているものによって、玉子の質、玉子に含まれる栄養素なども変わります。

与える餌は自分の目で選び、出来るだけ手作り、自然に採れるものを餌としています。

もちろん、餌になる穀物にもこだわり、出来る限りの自然な環境を求めています。

飼料に混ぜる野菜は自前の畑で採れるものと、近所のスーパーでいただいてくるものがあります。合成ビタミン剤を与えなくても、新鮮な野菜に含まれたビタミンが鶏を元気にしてくれます。

 

また、季節の野菜や果物を使う事によって、その時々に必要な栄養素を鶏に与える事ができます。

近所の魚屋さんから、魚のアラを貰って飼料に混ぜます。

養鶏場から十数分の場所に『持石海岸』があります。そこに流れ着く海草や貝殻を拾い集め、飼料に混ぜます。貝殻にはカルシウムが、海草にはヨードが含まれています。

ヌカ、くず米、残り野菜などは大量に必要なため、飼料作りは相方と二人で頑張ります。

エレンギの土を発酵させて飼料に混ぜています。残ったものは畑に入れます。

魚のアラを水煮します。アラ以外の部分はそのまま投げてやり、残りは畑や樹木の肥料とします。

こうして出来た材料を混ぜ合わせ、飼料が完成します。

飼料は作り置きではなく、毎日朝と晩に手作業で作ります。こうする事によって、保存料などを使わずにいつも新鮮な飼料を与えることができます。

 

うまれた玉子は自然な黄色で、白身は二層になっています。

自前の無農薬田んぼ

鶏舎の前には自前の田んぼが広がります。お米も自前で作り、出来た糠は鶏の餌になります。

ヒナから成鶏まで

鶏楽園ではヒナから卵を産める鶏になるまで、大切に飼育しています。

 

 

生後4~5日のヒナ
(15時間もの長旅、お疲れ様)
寒さで死なない様に1週間は電気コタツをつけっぱなしで飼育します。

22日目のヒナ。

配合飼料から自家製餌に変え、バタリー(鶏舎)に移動します。

バタリーで12~13羽くらいに分けて飼育します。

バタリーから移動し3か月、ヒナになるまでここで暮らします。

(少しずつ外の草も食べるように)

3ヶ月でヒナ小屋より成鶏舎に移動、7~
8ヶ月くらいより産卵が始まります。
12月~3月頃は鶏ウイルス予防の為に
鶏舎からは出しません。

自然に出来るサイクル

鶏糞を畑などで肥料とする事によって、栽培を行います。そして栽培されたものを鶏に与えることで、無駄の少ない自然の循環が出来るようになりました。

全て『人が直接手間暇をかけてやる』ことで実現できる養鶏方法です。

鶏楽園で与えている飼料の例

くず米と糠にエレンギの土を発酵させたもの

腐葉土、おがくず、竹粉を発酵させたもの
持石海岸で採取した海草 (天草、昆布 他)
季節の生野菜 (エゴマ、ケール含)、果物
魚を水煮したもの、牡蠣殻、貝殻
季節毎に手に入る食材

玉子について

鶏にも『食べ物の好み』があり、同じ餌を与えても、均一には食べてくれません。そのため、出来る玉子にも個体差があります。

希に殻の薄い玉子もありますが、中身の品質には変わり有りませんのでご安心下さい。

 

玉子をより良い状態に保つため、洗卵処理を行っておりません。調理の直前に洗ってからお召し上がり下さい。

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